鷹守護神サファテからV打の楽天銀次、7月驚異の打率.567

楽天・銀次【写真:荒川祐史】
楽天・銀次【写真:荒川祐史】

首位攻防第1Rで貴重な決勝打、「すごく大きかった」

 首位攻防の名に相応しい激戦に終止符を打ったのは、楽天・銀次のバットだった。11日のソフトバンク戦(ヤフオクD)。同点で迎えた9回に、ソフトバンクの守護神サファテから決勝のタイムリーを放ち、試合後は「ああいうところで1本出たのは、すごく大きかった」と振り返った。

 9回2死一、二塁のチャンス。打席に立った銀次は「いい意味で適当にいけたのが良かった」という。初球、153キロのストレートをファール。2球目は152キロのストレートを見逃して2球で追い込まれた。「追い込まれるまでは振りまけないぞという感じがあって、初球はファールになった。開き直って、まっすぐでいこうと思い、うまくバットが出てきた」。3球目、インコースの151キロをはじき返すと、打球は一、二塁間を抜けていった。

 目下、打撃は絶好調だ。この日は4打数3安打とし、3試合連続のマルチ安打。7月の月間打率は30打数17安打で、驚異の.567となっている。打率.326で、トップの柳田とは1毛差に。ただ、自身には「何とも思っていないです。まだ半分ぐらい試合があるんで。とにかく明日の試合をしっかり勝って、前半戦を終わりたい」と、浮かれる様子など微塵もなかった。

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)

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