楽天ウィーラー「難しいシチュエーション」で大仕事、逆転劇お膳立て

楽天のゼラス・ウィーラー【写真:荒川祐史】
楽天のゼラス・ウィーラー【写真:荒川祐史】

チームを逆転勝利に導いた助っ人「グッドゲームだったね」

 勝負を決めたのが銀次なら、そのお膳立てを作ったのは、頼れる4番だった。楽天のゼラス・ウィーラー内野手。首位攻防第1ラウンドとなった11日のソフトバンク戦(ヤフオクD)、2点ビハインドで迎えた7回に、起死回生の同点の2点適時打を放った。

 この回1死一、二塁からペゲーロの放ったボテボテのゴロが一塁内野安打に。さらに、一塁・内川の悪送球が重なり、1点を返し、2点差に詰め寄った。岡島が空振り三振となり、2死二、三塁で打席に入ったウィーラー。「バットコントロールだけを意識して打席に入った」という、この日の4打席目で大仕事を果たした。

 この打席、予期せぬ出来事も起きた。ソフトバンクの投手は左の嘉弥真から五十嵐へスイッチ。初球はボール、そして2球目、見逃しのストライクとなったところで、右腕が左太もも裏を負傷し、緊急降板。わずか2球、1ボール1ストライクで投手は岩嵜へと代わったのだ。

「途中で投手が代わるなんて、とても難しいシチュエーションだったけど、とにかく打つんだという気持ちでいったよ」

 3球目はフォークを空振り、そこから2球フォークでボール。6球目もフォークをファールにし、7球目、またも投じられたフォークを左前へとはじき返した。2人の走者をホームに迎え入れる同点の一打となった。

 助っ人の一打で同点としたことで、9回の銀次の決勝打へと繋がっていった。大きな意味を持つウィーラーの同点打。試合後、助っ人砲は「グッドゲームだったね」と笑顔で敵地を後にした。

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)

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