「僕も同じ思い」―イチローとプホルス、同期の大打者2人が抱くリスペクト

大記録を10年継続した“同士”「実際に続けた人にしか分からないことがありますからね」

「彼も3割、30本を10年続けたわけで。そういうのは、実際に続けた人にしか分からないことがありますからね」

 イチローが2001年から10年連続で3割&200安打を記録した一方、プホルスも同期間に3割&30本塁打&100打点をマークした。互いにハイレベルなパフォーマンスを継続した“同期”は、滅多に言葉を交わさずとも、継続することの難しさ、プレッシャー、得も言われぬ心境を共有する“同士”になったのだろう。

 だからこそ、600号本塁打に続き、メジャー通算3000安打達成も射程内に捉えるプホルスは、誰よりも「3000」という数字の重みを知っている人物なのかもしれない。稀代のスラッガーは、今年4月に古巣シアトルへ凱旋したイチローが受けた最上級のもてなしに「深く感動した」と満面の笑みで振り返る。

両リーグ新人王が揃って17年も現役を続けている例は稀

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