ホークス選手会が今年も被災地の子どもたちを招待

主催試合に被災地の子どもたちを招待したソフトバンクの選手会(写真・藤浦一都)
主催試合に被災地の子どもたちを招待したソフトバンクの選手会(写真・藤浦一都)

2年目の支援継続に長谷川「輪を広げていきたい」

 ソフトバンクの選手会は、被災地復興支援プロジェクト「ファイト! 九州」の一環として、今年も主催試合に被災地の子どもたちを招待する。17日は熊本県の益城町立飯野小学校の子どもたちがヤフオクドームを訪れた。

 昨年、熊本・大分の震災後に立ち上がった復興支援プロジェクト「ファイト! 九州」。ソフトバンク選手会は、夏休み期間に被災地を中心とした子どもたちをヤフオクドームでの試合に招待してきたが、同活動が今年も継続して行われ、9月まで多くの子どもたちを試合に招く予定だ。

 今年最初の招待を受けたのは、益城町立飯野小学校の子どもたち。ソフトバンクの打撃練習をグラウンドから見学し、打撃練習を終えた選手会長・長谷川勇也とふれ合った。

 長谷川は、2年目に入った同活動について「もっと輪を広げていきたい」と語る。

「今日はたまたま野球をやっている子どもたちだったけど、野球をやっていない子どもたちにもプロ野球に触れる機会をもってもらえたらと思う。生で試合を見てもらうことで、普段の生活では味わえない感動や喜びを感じてもらえたらうれしい」

 今年は福岡県内も豪雨による甚大な被害を受けた。球団や選手会としても募金の呼びかけなどの支援活動を行っているが、試合への招待については「まだ先方側の(支援を受ける)体制が整わない」(球団関係者談)という。選手会長の言葉どおり、今後も支援の輪を徐々に広げていくことになりそうだ。

(藤浦一都 / Kazuto Fujiura)

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