前田健太、自身2連勝で8勝目&指揮官称賛も…強すぎるド軍で先発定着不透明
指揮官は「すごくいいボールを投げていた」と称賛も…先発ローテ確約されず
5回は1死一塁からサンチェスを投手返しに打ち取ったが、前田が併殺を狙って二塁へ転送した球を、二塁ベースカバーに入った二塁フォーサイスではなく、遊撃シーガーがカット。そのまま一塁へ送球したが間に合わず、1死も奪えないまま一、二塁となっていた。前田は後続を打ち取り、得点を与えなかったが、このシーンが球数がかさむ要因となっていた。
「ケンタはファストボールで攻めていた。制球に関しては完璧といかなかったけれど、今夜スライダーも良かった。ファストボールとスライダーのコンビネーションが効いていた。内野安打やフィルダースチョイスで5回は長引いてしまった。でも、個人的にはケンタはすごくいいボールを投げていたと思う」
そう話したロバーツ監督。前田は自身2連勝で防御率を4.38から4.23へと向上させ、8勝4敗1セーブとなった。
ただ一方で今後、先発ローテから外される可能性も残されている。地元紙「ロサンゼルス・タイムズ」電子版によると6月下旬以降、負傷で戦列を離れていた韓国人左腕・柳賢振が24日(日本時間25日)のツインズ戦で先発復帰予定で、この期間だけ先発ローテを6投手で回すという。ドジャースはここ35試合で34勝4敗と圧倒的な強さを誇り、貯金37でナ・リーグ西地区首位を独走。先発投手の陣容も厚く、前田がローテに踏みとどまれるかは不透明な状況だ。
ここ2戦とも1失点に封じて2勝を挙げているものの、いずれも5回で降板し、球数も90球に達していない。前田は驚異の強さを見せているチームで先発として信頼を取り戻すことができるか。今後の活躍に期待したい。
(Full-Count編集部)