ソフトB戦は2勝11敗、好機生かせず黒星のロッテ伊東監督「好機が危機…」

ロッテ・伊東勤監督【写真:編集部】
ロッテ・伊東勤監督【写真:編集部】

先発涌井は7回4安打2失点の好投も7敗目

 ロッテは連勝が2でストップした。21日のソフトバンク戦(ヤフオクD)。先発の涌井がソフトバンク打線を7回4安打2失点に抑え込むも、打線が1点しか奪えなかった。今季のソフトバンク戦は2勝11敗となった伊東勤監督は「意地を見せないと、ズルズルいってしまう。明日はなんとか勝ちたいと思います。しょうがないという言葉は散々使ってきたから、明日頑張ります」と語った。

 初回、相手の失策絡みで幸先良く先制したが、その後が続かなかった。同点で迎えた3回には1死一、三塁、1点ビハインドの7回にも1死一、三塁のチャンスを作ったが、犠飛すら出ず。8回も2死一、二塁としたが、中村が平凡な右飛に倒れた。

 あと1本が出ない展開に「外野フライ1本出れば、というチャンスは何度かあった。ここでやる時は、ここ何年かずっと、外野までボールを飛ばさせてくれない。ガチガチでバットが出てこない。若い選手には思い切りに期待しているけど、場数を踏んでない。弱さがある。チャンスはピンチのような感じ」と指揮官は嘆いた。

 好材料だったのは、7敗目となった涌井のピッチング。初回、5回と先頭に与えた四球から1点ずつを失ったが、ソフトバンク打線を4安打に抑えた。伊東監督は「かなりいい方だと思います。失点したのは、どちらも先頭の四球。それがなければ、完璧に近い投球だった」と評価していた。

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)

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