ロッテ伊東監督が監督通算600勝、石川好投&サントス来日1号で白星掴む

今季限りで引退表明の井口は4番で貴重な適時打

 ソフトバンクの連勝が5でストップした。23日のロッテ戦(ヤフオクD)。今季12勝2敗と大得意としていたロッテを相手に、先発の中田が5回途中3失点でKO。打線もロッテ投手陣の前に1得点に終わり、後半戦初黒星を喫した。

 中田は2回に右犠飛で先制点を献上。すぐさま味方が同点に追いついたが、その直後の3回に、サントスに来日1号となるソロ本塁打を被弾し、勝ち越しを許した。5回にもサントスに右翼線への二塁打を許し、井口の三遊間を破る適時打で1点を追加された。右腕は4回1/3を投げて、7安打4四死球3失点でKOされた。

 5回1死一、二塁でマウンドに上がった2番手のモイネロは、このピンチを遊ゴロ併殺で凌ぐなど、2回2/3を完璧に抑えたが、打線が石川を攻略出来なかった。1点ビハインドの2回2死一塁で松田が左中間を破る適時二塁打を放ったが、得点はこれだけ。6回2死一、二塁では4番内川が三ゴロ。7回には無死二、三塁の絶好機では松田が二直、代打・川島が一邪飛、代打・甲斐は四球で繋いだが、川崎が空振り三振に倒れた。

 ロッテは一矢を報いた。この3連戦で初めてスタメン起用されたキューバ人助っ人のサントスが、3回の来日初アーチとなるソロ本塁打を含む、2安打2得点と活躍。5月31日の阪神戦(ZOZOマリン)以来となる4番で起用された井口も貴重な適時打を放った。先発の石川が7回途中1失点の好投。7回1死二、三塁のピンチで後を受けた松永、益田が無失点に凌ぐ好リリーフを見せ、逃げ切った。石川は今季2勝目をマークした。

 ロッテ伊東監督はこの日の勝利で監督通算600勝を達成。なかなか勝てずにいたソフトバンク戦で、節目の勝利を飾った。

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)

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