福岡“凱旋”のロッテ井口が打席で見せた存在感「3つは負けられないでしょ」

ロッテ・井口資仁【写真提供:千葉ロッテマリーンズ】
ロッテ・井口資仁【写真提供:千葉ロッテマリーンズ】

7月9日以来の先発で2安打1打点「とにかくチームの為に何をすべきか」

 今季限りで現役を引退するロッテの井口資仁内野手が、かつての本拠地で、その存在感を際立たせた。23日のソフトバンク戦(ヤフオクD)。ドラフト1位で1997年から、ソフトバンクの前身、ダイエーでプロのキャリアをスタートさせた井口。6月20日の引退発表後、この3連戦が初の福岡での試合だった。

 この日の試合前のスタメン発表では「4番・指名打者」で名前がコールされると、ロッテファンだけでなく、スタジアムの大部分を埋めるソフトバンクファンからも大きな拍手が巻き起きた。迎えた一戦。3回2死一塁での第2打席で中前安打を放つと、1点リードで迎えた5回1死三塁では、しぶとく三遊間を破る適時打。7月2日の日本ハム戦(ZOZOマリン)以来となるタイムリーで貴重な追加点を生み出した。

 7月9日のオリックス戦(京セラD)以来となる先発。5月31日の阪神戦(ZOZOマリン)以来となる4番で2安打1打点と活躍し「タイムリーが出たので、良かったですね。いいところで取れたので良かった。間を抜けてくれて良かった」とコメントした。

 チームはこの日まで、対ソフトバンク戦は2勝12敗。このカードも1戦目、2戦目と投手陣が踏ん張りながらも、打線が援護出来ていなかった。チームを通じて「とにかくチームの為に何をすべきか。チームの勝利へ向けていい仕事が出来たよ。それだけ。3つは負けられないでしょ」とコメントを残した井口。思いの詰まった一打だった。

 4番に据えた伊東勤監督も「他の人にメッセージを送るような打撃だった。若い選手にはいい刺激になったと思います」と讃えたベテランのバット。今季で引退するには、あまりにも惜しいと思わせるほどの2安打だった。

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)

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