復調確信のジラルディ監督、期待裏切る田中将大に苦言「イライラが溜まる」

戦前は「流れは上昇傾向だ」と復調を確信も…

 チームが延長10回にサヨナラ負けを喫したことも手伝ってか、ジラルディ監督は田中に対して公然と苦言を呈した。3回に大崩れした田中だが、4回以降は別人のようなピッチングで、最後は打者10人連続で打ち取った。敵地セーフコ・フィールドで過去3試合の登板で23イニングでわずか3失点という圧倒的な安定感を示すなど、好相性と思われたが、この日は3回の乱調で台無しになってしまった。

 この日の試合前、実は指揮官は田中の最近の復調を評価していた。前回登板の16日のレッドソックス戦ではエース左腕プライスと互角に投げ合うも、味方の援護を受けられず。7回2/3を3失点で敗戦投手となったが、ジラルディ監督は「ベッツ相手のスライダーが失投だった(3回の2点弾)。だが、全体的には良かった。長いイニングを投げてくれた。本当に好投してくれたと思う。最近の先発5試合のうち、4試合は本当に良かった。流れは上昇傾向だ」と、復活に太鼓判を押していた。

 しかし、監督が復調を断言した直後に、期待を裏切る形となってしまった。先発ローテ通りなら、次回登板予定は28日(同29日)のレイズ戦。一発病で防御率5.37と失点に悩む日本人右腕は、汚名を返上できるだろうか。

(Full-Count編集部)

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