トレード対価は「驚愕の高値」、ダルビッシュを巡る状況を米敏腕記者が分析

獲得に強い興味を示すドジャースでエース左腕カーショーが負傷離脱

 また、ローゼンタール記者は「レンジャーズはダルビッシュと尋常ではないほど深い絆で結ばれている。彼らは長期契約を結びたいと希望している」と、自身の見解をリポート。今オフに再契約交渉に臨むとみており、トレード移籍しなかった場合に得られる独占交渉期間やクオリファイング・オファーによる保証を考慮しても、やはりトレード放出に踏み切った時には「恐ろしいほどの高値」がつけられることになる。

 ダルビッシュ自身は球宴時の会見で、レンジャーズへの愛着を示しながらも、FAやトレードでの移籍の可能性について「ビジネスの部分なので」と淡々と受け止めていた。

 日本人右腕の獲得に強い興味を持っているとされるドジャースは、エース左腕カーショーが腰を負傷して故障者リスト(DL)入りすることになった。また、右腕マッカーシーも右手にマメを作ってDL入り。メジャー最高勝率を誇りながら地区首位を快走するが、先発投手の補強に動く可能性は大きい。ドジャースには若手有望株が多数ひしめいており、レンジャーズが「驚愕の高値」を要求しても、それに応えられるだけの人材を用意することは出来る。

 トレード期限を前にレンジャーズ、そしてダルビッシュを取り巻く状況は、どう変化するのだろうか。しばらくはダルビッシュの名前がニュースを賑わせることになりそうだ。

(Full-Count編集部)

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