1000勝達成の日本ハム栗山監督、大谷の場外特大アーチに一言「風です」

日本ハム・栗山英樹監督【写真:編集部】
日本ハム・栗山英樹監督【写真:編集部】

節目王手も4敗と足踏みし「本当にすみません。長い間かかり過ぎて…」

 日本ハムは26日、帯広でのロッテ戦に4-2で勝利し、北海道移籍後通算1000勝を達成した。

 投げては、先発上沢が7回4安打2失点と好投。2本のソロ弾を許したが、打線がこれを援護。7回に先頭レアードが相手失策で出塁すると、大田が二塁打で続き、1死後に代打矢野が値千金の2点タイムリー決勝打を放った。8回には大谷が復帰後初の3号ソロ。大きく上がった打球は右翼場外へ消える特大弾となった。

 今季は地方球場で8戦8敗と勝ち星に恵まれなかったチームだが、ようやくの勝利。王手をかけてから4敗と足踏みした通算1000勝も達成する、会心の白星となった。

――見事な勝利。今の気持ちを。

「本当にすみません。長い間かかり過ぎて、いろんな人に迷惑かけました」

――この試合展開について。

「何度も言うけど、ピッチャーの頑張りで終盤の接戦に持ち込むと、こういう展開が考えられる。勝ち切れて、上沢に勝ちをつけてあげられて良かったです。自分の先発した試合をどうにかするのはすごく大事なこと。この暑い中よく粘ったし、頑張っていたのが伝わったと思う。いいゲームだったと思います」

――逆転の場面は代打攻勢だった。

「まあ、あそこはね。それよりも(大田)泰示がね、代打もあったと向こうも考えたと思うが、泰示にかけた」

――大谷選手の打撃について。

「風です」

――次の試合に向けて。

「本当に意味のある、みんなで力を合せてやる方向性を出してくれた。こういうゲームを続けられれば、きっと大きな流れになる。2日空きますけど、しっかりやります」

(石川加奈子 / Kanako Ishikawa)

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