ナショナルズ打線が爆発、史上8度目4者連続弾を含む球団最多タイ8本塁打

ナショナルズのブライス・ハーパー【写真:Getty Images】
ナショナルズのブライス・ハーパー【写真:Getty Images】

1イニングに5本塁打は2006年ブルワーズ以来メジャー史上6度目

 強打で知られるナショナルズ打線が27日(日本時間28日)、本拠地でのブルワーズ戦で記録的な大爆発を見せた。メジャー史上8度目となる4者連続ホームランを含む8本塁打を記録。15-2と大勝した試合後、ベイカー監督は「見ていて信じられない気分だった」と話したそうだ。球団公式サイトが伝えている。

 ナショナルズは、初回にハーパーの26号2ランで先制。すると、3回にブルワーズの先発ブレイゼックに襲いかかった。先頭シャーザーが四球で出塁すると、1番グッドウィンが10号2ランを右翼席に運んだ。すると、ディフォが右中間への3号ソロで続くと、ハーパーは左中間へ27号ソロ。ここでブルワーズはたまらず投手コーチをマウンドに送ったが、さらにジマーマンに21号左中間ソロが飛び出し、メジャー史上8度目の4者連続ホームランという快挙が達成された。

 マーフィーが中飛に倒れ、ようやく1死が記録されたが、続くレンドンが左中間へ21号ソロ。3回途中までに合計6被弾したブレイゼックは文字通りのKO降板となった。

 だが、勢いづいたナショナルズ打線は止まらない。マウンドに上がった直後の2番手ペラルタから、リンドが遊撃手のグラブを弾く中前打を放つと、盗塁で二進した後に、ロバトンの二塁打で生還。再び打席に立ったシャーザーも遊撃内野安打で続くなど、この回に一挙7点を奪った。

 ナショナルズは4回にもジマーマンとロバトンが本塁打を放ち、前半に8本塁打15得点の大量得点で試合を決めた。

 記事によると、1試合に8本塁打が飛び出したのは、ナショナルズの球団最多タイ記録。4者連続ホームランは、2010年にダイヤモンドバックスが達成して以来7年ぶり、メジャー史上8度目の出来事だった。また、1イニングに5本のホームランが記録されたのは、2006年のブルワーズ以来、史上6度目だったという。

 また、ジマーマンはこの日の2本塁打で通算237号に達し、フランク・ハワードが持つ球団最多本塁打記録に並んだ。近い将来、ジマーマンの記録を抜くであろうハーパーは「うちの打線はスペシャルなことが出来る可能性を秘めたラインナップだ。今の顔ぶれを見れば、何が起きてもおかしくないね」と、誇らしげに話したそうだ。

 ナ・リーグ東地区首位を独走するナショナルズの勢いは、衰えることを知らないようだ。

(Full-Count編集部)

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