イチローが貴重な二塁打 「タフ」な状況で7月好調、指揮官「ビッグヒット」

マーリンズ・イチロー【写真:Getty Images】
マーリンズ・イチロー【写真:Getty Images】

マッティングリー監督も称賛、イチローが代打で二塁打&歴代22位浮上

 マーリンズのイチロー外野手が28日(日本時間29日)の本拠地レッズ戦で1点ビハインドの6回に代打で出場し、二塁打を放った。これでメジャー通算3060安打とし、歴代22位のクレイグ・ビジオに並んだ。同点機を演出したイチローの起死回生の一打をドン・マッティングリー監督は「ビッグヒットだ」と絶賛。一方、少ない出番で結果を出すことの難しさについて言及している。

 この日のマーリンズは初回に3点を奪われる苦しい展開。それでも4回に2点を返すと、迎えた6回同点機が巡ってきた。無死一塁の場面で、前日出番が回ってこなかったイチローが代打で登場。43際のベテランはここで勝負強い打撃を見せ、相手2番手右腕ロレンゼンの7球目の82マイル(132キロ)のカーブを捉え、右翼へ二塁打を放った。これで二、三塁とチャンスを広げたマーリンズはスタントンの三ゴロの間に同点に追いついた。

 7回に4点を勝ち越したマーリンズは7-4で3連勝。逆転勝利に貢献したイチローはこれでメジャー通算3060安打とし、歴代22位タイに浮上した。チームを救う一撃にドン・マッティングリー監督は試合後、「あれは間違いなくビッグヒットだった」と安堵の表情で称賛した。

 6月前半まで打率1割台に苦しんだイチローはこれで打率.240にまで回復。7月は打率.375と調子を上げている。

指揮官が語るイチローの「タフ」な状況

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