田中将大から移籍後1号のデューダも絶賛「目を見張る働き。脱帽しかない」

ヤンキース・田中将大【写真:Getty Images】
ヤンキース・田中将大【写真:Getty Images】

7回2死から低めスライダーを右翼席へライナーで届くソロ弾

 ヤンキース田中将大投手は28日(日本時間29日)、本拠地でのレイズ戦で8回を2安打1失点という圧巻の投球で、今季8勝目(9敗)を挙げた。先頭から17者連続凡退、さらにはメジャー自己最多14奪三振という快投劇で、唯一の失点は7回2死からデューダに許した右翼へのソロ弾によるものだった。

 前日27日(同28日)にメッツからレイズへトレード移籍したばかりのデューダは、移籍後初試合で初ホームランを放ち、好投する田中に一矢報いた。試合後「貢献できてよかった」と話したベテラン一塁手は、マウンド上の田中について「今日は絶好調だったみたい。脱帽するしかない」と絶賛した。

 デューダが打ったのは、フルカウントからの7球目だった。「何とか甘い球を待っていた」と話したが、打ったのは低めのスライダー。「上手く捉えられてよかった。ほとんどの球を低めに集める、目を見張るような働きをしていた」と、かつてはNY対決のライバルだった右腕を手放しで称えた。

 トレードから、わずか1日。慌ただしい時間を過ごしたようで、最後には「すごく疲れたよ。長い1日だった」と苦笑したが、噂されていたトレードが現実のものとなり「これでようやく野球に集中できる」と、思わず本音を漏らす場面もあった。

 交流戦のNY対決で顔を合わせていた好打者が同地区ライバルチームに移籍。田中にとって手強い敵が増えたと言えそうだ。

(Full-Count編集部)

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY