楽天で輝き始めた久保裕也、今も奮闘する「松坂世代」の選手たち

ソフトバンク・松坂大輔【写真:荒川祐史】
ソフトバンク・松坂大輔【写真:荒川祐史】

19年前の夏、日本中を沸かせた「松坂世代」は今…

 今年もまもなく甲子園の全出場校が決まる。今から19年前、夏の甲子園を沸かせたのが横浜高校の松坂大輔だ。松坂だけでなく、多くの同級生が活躍したこの世代は「松坂世代」と呼ばれ、プロ入りした選手も多かった。

 今も現役を続ける選手は外国人選手2人を含めて21人。彼らは今、どんな成績を残しているだろうか。

 パ・リーグでは9人がプレーする。

〇日本ハム
矢野謙次 外野手 41試合41打数9安打0本10点、打率.220

〇ソフトバンク
松坂大輔 投手 1軍出場なし
和田毅 投手 2試合2勝0敗0S0H、13回、防御率2.08

〇西武
木村昇吾 内野手 3試合6打数1安打0本0点、打率.167
渡辺直人 内野手 27試合53打数15安打0本3点、打率.283
上本達之 捕手 9試合8打数1安打0本0点、打率.125
ウルフ 投手 15試合7勝2敗0S0H、88回、防御率2.66

〇楽天
久保裕也 投手 14試合1勝0敗0S2H、18回1/3、防御率2.45

〇オリックス
小谷野栄一 内野手 81試合316打数90安打5本32点、打率.285

 ロッテには松坂世代の現役選手はいない。

 日本ハムの矢野は一振り稼業の代打として渋い働き。ソフトバンク・松坂大輔は今年は1軍登板がないまま3年契約の終盤を迎えている。和田は左肘のクリーニング手術を受けたが復調し、今季終盤には間に合うのではないかと見られている。

 西武の木村昇吾は、右膝前十字靱帯の再建手術を受け、育成枠で調整していたが、6月8日に支配下登録され、1軍に復帰している。渡辺直人は代打、守備固めで活躍中。上本達之は代打での出場が中心。ウルフは、技巧派の投手としてローテを維持している。

 楽天・久保裕也は、春季キャンプ中に入団。6月に1軍昇格したが、松井裕樹が故障する中、セットアッパーとして貴重な戦力になりつつある。オリックス・小谷野栄一は最近では珍しく、故障もなく好調。中軸打者として活躍している。

阪神・藤川は好投見せるも7月に入り5登板で7失点

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