埼玉西武が破竹の8連勝、“炎獅子”赤いユニフォームで躍動する富士大3選手

輝き放つ外崎、山川、多和田の富士大トリオ

 さらなる活躍が期待された今季だが、シーズン序盤はなかなか調子が上がらず。5月1日に登録抹消となった。しかし、2軍で打率.323、10本塁打と圧倒的な成績を残し、7月8日に再び1軍の舞台に。7月は打率.286を記録するなど躍動している。

 山川選手は、「ライオンズフェスティバルズ」の期間中に特筆して成績が良いわけではない。しかし、7月26日のオリックス戦で決勝打を放ち、チームの連勝に大きく貢献した。炎の祭典はまだまだ続くだけに、山川選手の豪快アーチにも期待していきたい。

 最後に紹介するのは多和田投手だ。2015年のドラフト1位で入団した右腕は昨季、故障で出遅れながらも5月14日の北海道日本ハム戦で初先発を飾る。6月19日の東京ヤクルト戦で初勝利を挙げると、8月11日の北海道日本ハム戦では圧巻の完封勝利を決めるなど、収穫の多いルーキーイヤーを過ごした。

 岸投手の移籍もあって、先発ローテーションの一角として自立することが期待された今季だったが、4月は4試合に登板し0勝2敗と振るわず、再調整を余儀なくされる。それでも1軍復帰から2試合目の登板となった7月10日の千葉ロッテ戦、6回を3失点にまとめて待望の今季初勝利を挙げた。

 そして多和田投手は、炎獅子ユニホームを身にまとった7月22日の北海道日本ハム戦と、29日の千葉ロッテ戦の2試合連続で好投を披露する。ともに7回まで投げて無失点、9奪三振。昨季も7月以降に6勝を挙げているだけに、今後の飛躍に期待がかかる。

 この3選手の母校、富士大学といえば、赤いユニホームが印象的なチームだ。ゆえに今季の「ライオンズフェスティバルズ」での彼らの活躍には因縁めいたものを感じる。好調の埼玉西武はどこまで連勝を伸ばせるだろうか。躍進を続ける炎の獅子たちから目が離せない。

【動画】勝負強さパワーを持ち合わせる西武・外崎修汰

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