マーリンズ開幕投手が肘靱帯再建手術で今季絶望、8年前に続き2度目の手術

マーリンズのエディンソン・ボルケス【写真:Getty Images】
マーリンズのエディンソン・ボルケス【写真:Getty Images】

ノーヒットノーラン達成のエース右腕ボルケスが離脱

 イチロー外野手と田澤純一投手の所属するマーリンズが手痛い損失に直面した。今季の開幕投手を務めたエース右腕、エディンソン・ボルケス投手が右肘靭帯を損傷し、靱帯再建手術(通称トミー・ジョン手術)を受けることになった。球団公式サイトが報じている。

 昨年ボート事故で急逝した若きエース、ホセ・フェルナンデス投手に代わる先発ローテの軸と期待し、オフにボルケスと2年2200万ドル(約24億3700万円)の契約を結んだ。ボルケスは6月3日のダイヤモンドバックス戦でノーヒットノーランの快挙を達成したが、その後、左膝の故障で離脱。今季はここまで4勝8敗、防御率4.19の成績で、期待に添う活躍はできていなかった。

 ローテの軸となるべく右腕の離脱について、マイケル・ヒル強化担当責任者は「痛恨の痛手だ。疑問の余地はない。膝の故障だけでも大打撃なのに、肘の修復が必要だとは、チームとして対応に困る」と困惑を隠せなかったという。ボスケスはレッズ時代の2009年にもトミー・ジョン手術を受けており、今回が2度目となる。

 ヒル強化担当責任者によれば、ボルケスは左膝のリハビリ中に肘の痛みを訴え、2度のMRI検査の末に靱帯の断裂が判明したという。

 マーリンズは8月1日現在、50勝55敗で借金5ながら、ナ・リーグ東地区2位に浮上した。ワイルドカード争いでも出場権が手に入る2位に9.5ゲーム差をつけられているが、ここへ来て若手遊撃手リドルも左肩の故障で今季絶望。さらにボルケスも今季絶望と大きな戦力損失となってしまった。

(Full-Count編集部)

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