ダルビッシュ広告に「奇妙」の声も!? 掲載紙コラムニストが首傾げる理由

ドジャースに移籍したダルビッシュ有【写真:Getty Images】
ドジャースに移籍したダルビッシュ有【写真:Getty Images】

地元紙掲載の惜別メッセージは「感謝」以外の言葉も

 トレード期限を前にレンジャーズからドジャースへ電撃トレードされたダルビッシュ有投手は、3日(日本時間4日)付けの地元紙「ダラス・モーニング・ニュース」に全面広告を掲載し、古巣レンジャーズファンへの感謝を綴った。だが、この惜別メッセージの内容に対し、同紙コラムニストのティム・カウリショー氏は電子版に掲載されたQ&Aコーナーで「奇妙だ」と首を傾げている。

 ダルビッシュは惜別の広告の中で感謝の言葉を伝えるとともに、テキサスで最後の登板で10失点したことを「最大の後悔」と“告白”。さらに「中には『ダルビッシュは三振を取ることしか興味がない』という声が聞こえることもありました。三振のことは頭の中にはありましたが、ファン、チームメイト、チームスタッフのことが常に僕の中では最優先事項でした」と、自身の評価に対する意見も伝えていた。

 同紙では広告掲載と同時に「ユウ・ダルビッシュが全面広告でレンジャーズファンに感謝と自己弁護」と題した記事を掲載。「最大の後悔」と「三振を取ること」の2点に関して“自己弁護”との解釈を示していた。

 読者からの質問に答えるQ&Aコーナーには、レンジャーズが放出したダルビッシュについての質問が溢れた。その中の1つが「広告に掲載されたダルビッシュのメッセージは…奇妙だと思いませんか?」という質問だった。これに対し、カウリショー氏は「イエス」と肯定し、持論を語り始めた。

 カウリショー氏は「(ダルビッシュは)メッセージ内で、私が想像していた以上に自身の仕事に対する批判を把握していた」とメッセージから受けた感想を述べると同時に、「それを惜別の手紙の中で知るとは奇妙なことだ」とし、なぜ感謝に終始しなかったのか、首を傾げている。

 とは言うものの、惜別広告に寄せられたファンの反応は「徹底された一流の行為」「いつでも帰っておいで、ユウ」など肯定的なものが多い。感謝の気持ちは確実に伝わっているようだ。

(Full-Count編集部)

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