V字回復のきっかけか 巨人がNPB新記録6戦連続3本塁打以上

セ・リーグ初の記録は1991年の中日

【1991年中日・2位】

6月26日・大洋 ○10-2(横浜スタジアム)
・4本 宇野9、大豊11、12、落合9

6月27日・大洋 ○12-4(横浜スタジアム)
・4本 宇野10、大豊13、落合10

6月29日・巨人 ○6-0(ナゴヤ球場)
・3本 宇野11、ライアル11、山口1

6月30日・巨人 ○7-2(ナゴヤ球場)
・3本 ライアル12、立浪4、落合11

7月3日・広島 ○11-1(広島市民球場)
・5本 ライアル13、中村武7、大豊14、15、立浪5

19本 大豊5本、落合、ライアル、宇野3本、立浪2本

 セ・リーグ初の記録。この年、本塁打王になった落合博満をはじめ、20本塁打以上が5人の強力打線だった。

【2008年西武・1位】

4月25日・オリックス ○9-5(西武ドーム)
・4本 中島4、GG佐藤5、中村5、赤田1

4月26日・オリックス ○10-8(西武ドーム)
・3本 ボカチカ2、中村6、中島5

4月27日・オリックス ○10-3(西武ドーム)
・3本 ボカチカ3、4、細川3

4月29日・ソフトバンク ●7-10(西武ドーム)
・3本 GG佐藤6、中島6、ブラゼル11

4月30日・ソフトバンク ○6-2(西武ドーム)
・4本 片岡1、中島7、中村7、江藤1

17本 中島4本、中村、ボカチカ3本、GG佐藤2本、

 NPBの本拠地球場の大部分が両翼100m中堅120mクラスになって初めての記録。すべて本拠地球場で記録された。中村剛也が本塁打王、他に4人が20本塁打以上の巨力打線で優勝した。

 過去の5試合連続3本塁打以上の4球団は、もともと強力打線であり、その力で優勝あるいは2位になっている。今年の巨人の打線は、ここまでの成績は低迷していたが、突如、本塁打を量産し始めた。

 これをきっかけに巨人がV字回復するのか、注目したい。

(広尾晃 / Koh Hiroo)

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