ダルビッシュはやはり切り札 ド軍オッズ良化、世界一へ「不可欠」な存在!?
「歴史的」な快進撃を続けるドジャース、ダルビッシュ獲得はさらなる上積みに
レンジャーズからドジャースに移籍したダルビッシュ有投手は、4日(日本時間5日)のメッツ戦で鮮烈なデビューを飾った。7回3安打無失点10奪三振の快投には、デイブ・ロバーツ監督も「我々が期待することをすべてやってくれた」などと絶賛。さらなる活躍に期待は高まっているが、29年ぶりのワールドシリーズ制覇への切り札になることはできるのか。
ブックメーカーのオッズでは、ダルビッシュ加入がドジャースにとってプラスになるとはじき出されている。ニューヨークの地元紙「デイリー・ニューズ」では、「ユウ・ダルビッシュの取引がワールドシリーズ優勝候補を圧倒する歴史的にアツいドジャースを作り上げる」と題した特集記事を掲載。その中で、米オンラインブックメーカー「ボバダ」のオッズの変化を伝えている。
記事では、7月4日に6倍だったドジャースのワールドシリーズ優勝オッズが、ダルビッシュ加入翌日の8月1日に3.75倍に変化したと紹介。5日(同6日)までの50試合で、1912年のニューヨーク・ジャイアンツ以来となる43勝7敗という驚異的な勝率(.860)を誇るだけに、ドジャースのオッズが下がったことは当然とも言えるが、同紙は“ダルビッシュ効果”もあると見ている。
一方で、ア・リーグ西地区首位を独走しながら、トレードでの大型補強は敢行しなかったアストロズのオッズは5.5倍で据え置き。アスレチックスからソニー・グレイ投手を獲得したヤンキースは、15倍から5倍になったという。
同紙は、ドジャースのこの2か月の快進撃を「歴史的」と表現し、「彼らはばかばかしいほど簡単に見せた」と強さに脱帽。その上で、ダルビッシュ獲得はレギュラーシーズンというよりは、プレーオフで大きなアドバンテージになると指摘している。