昨季の首位打者、ロッテ角中にエンジンかかり始めた? 6打席全出塁の活躍

ロッテ・角中勝也【写真提供:千葉ロッテマリーンズ】
ロッテ・角中勝也【写真提供:千葉ロッテマリーンズ】

8試合連続ヒットで打率.267「内容はぼちぼちです」

 低打率に苦しんできた昨年の首位打者ロッテ角中にエンジンがかかり始めた。8日のソフトバンク戦で今季2度目の4安打で3打点。相手の失策もあり、6打席全出塁で17-8の勝利に貢献した。

 初回は四球を選び、3回1死三塁ではロッテ戦に初登板のソフトバンク石川の内角144キロを技術でさばき、レフト前へポトリと落ちるタイムリーヒット。「ラッキー。それしかないでしょう。いいところに落ちてくれた」と気をよくして、5回には中前打。11-8と3点差に迫られた7回には先頭で中前打。代打井口の貴重な中前適時打の足がかりを作った。

 8回は左中間へ決定的な適時二塁打で打率も.267まで上げ、8試合連続ヒットと急ピッチでの追い込みが始まった。「内容はぼちぼちです。悪くはないんじゃないですか」と、お立ち台でもいつもの調子。「(8回の三振の)三木がヒットだったら(チーム)20安打。それが残念です」と笑いを誘ったが「ホークス戦に限らず、ボコボコにやられている試合が多い。たまにはこういう試合があっていい」と言ううっぷん晴らしの大活躍となった。選手会長のバットが台風の目になりそうだ。

(細野能功 / Yoshinori Hosono)

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