「ICHI」は「RO」を削っただけ!? 安直なイチロー愛称に米メディアが異議

イチローは「WIZARD」であるべき!?

 イチローは9日(同10日)敵地ナショナルズ戦で今季初の3安打を記録。マルチ安打は通算904度目となり、殿堂選手ジョージ・ブレットの903回を抜いて、歴代単独11位に浮上したばかり。華麗なバット捌きでヒットを生み出す背番号51には「Wizard」というニックネームこそ相応しい、という主張も頷ける。

 記事では「スズキにイチというのは立腹ギリギリのラインだ」と、あまりに安易な設定に“怒り”を示しているほど。確かに「魔法使い 51番」という限定ユニフォームの方が、ファンの購買意欲をさらにそそるものになったかもしれない。

 一方、今回の特集でワースト3に選出されたのは、いずれも若き名手ばかりだった。

 1位はエンゼルスの若きスーパースター、マイク・トラウト外野手の「kiiiiid」だった。「シンプルにKidかThe Kidで行くべきだった」と分析。2位にはカブスのクリス・ブライアント内野手の「KB」が入った。「ニックネームとしては全く問題ないが、他の選手も考えるようなことをすべき選手ではない」と、スター選手であるがゆえに安易な略称にダメ出し。印象的な青い目にちなみ、「ミスター・スパークルはどうか」と推薦した。3位にはロッキーズのノーラン・アレナド内野手。普段の愛称通り「Nado」の文字が背に施されるが、「もっとクリエイティブであるべし」と名前の最後の2文字を選択したことに疑問を呈していた。

 ニックネームを使用することで、子供たちに親しみやすさや親近感を沸かせたいという、この企画。当日を迎える時には、また思わぬ方向からツッコミが入る可能性が高そうだ。

(Full-Count編集部)

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