ダルビッシュ粘投で移籍後2戦連続2桁K、5回5安打2失点で8勝目の権利

【写真:Getty Images】
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苦しみながらも10奪三振、メジャー通算1000奪三振まで残り「20」

 ドジャースのダルビッシュ有投手は10日(日本時間11日)、敵地でのダイヤモンドバックス戦に先発。5回を投げて1被弾を含む5安打10奪三振2四球2失点(自責2)で8勝目の権利を持って降板した。106球を投げて61ストライク。

 味方打線が初回に3点を先制。うれしい援護を受けてマウンドに上がったダルビッシュだが、序盤から制球が安定せず。最速98マイル(約158キロ)を記録しながら、球数がかさむ苦しい登板となった。初回は先頭ペラルタに三塁内野安打を許し、2死から二盗を許したが三塁は踏ませず。2回は2度フルカウントまで持ち込まれたが、なんとか3者凡退に仕留めた。

 3回は先頭マルテを四球で歩かせると、送りバントと暴投で1死三塁のピンチ。1番ペラルタの二塁内野安打の間に1点を返された。最少失点で逃れたが、4回も苦しんだ。1死からマルティネスに23号ソロを右中間席に運ばれ、1点差に詰め寄られると、2安打などで2死一、二塁。ここで代打ドゥルーリーを迎えたが、3球で空振り三振に仕留め、吼えた。

 すると、5回表に再び打線が援護する。先頭テイラーが16号ソロで口火を切ると、シーガーが四球で出塁。1死二塁からベリンジャーの打席で相手失策も絡んで、さらに1点追加に成功する。続くフォーサイスは一ゴロでアウトと宣告されたが、チャレンジの結果、判定が覆ってセーフ。2死二、三塁から。この日マスクをかぶったバーンズが遊撃へ内野安打を放つ間に、この回3点目が追加された。

 ダルビッシュは4回を投げ終えて84球(50ストライク)。4点のリードを受けてマウンドに戻った5回は、先頭ペラルタをストレートの四球で歩かせたが、続くポロックを空振り三振、ラムを空振り三振、ゴールドシュミットを見逃し三振に仕留めて無失点。この日10個目の三振を奪い、移籍後2戦連続2桁奪三振とした。

 6回表に代打を送られて降板。106球の粘投でチームの勝機をつないだ。

(Full-Count編集部)

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