ロッテ酒居、念願のプロ初勝利へ「我慢強く」 “足つり対策”も万全

ロッテ・酒居知史【写真提供:千葉ロッテマリーンズ】
ロッテ・酒居知史【写真提供:千葉ロッテマリーンズ】

前回登板は8回1失点も足つり降板、内が抑え失敗で初勝利ならず

 ロッテのルーキー酒居知史投手がプロ入り初勝利を目指して11日の西武戦に先発する。

 8月4日の楽天戦でプロ入り初先発。MAX148キロのストレートを低めに集めて、8回100球、3安打1失点。3回に茂木に初球のスライダーを右翼席へ13号ソロとされたが、与えた得点はその1点だけ。初回の鈴木の2ランを守り切り、8回に足がつったため、9回は守護神・内にマウンドを譲った。

 しかし、その内が抑えに失敗。聖澤に同点犠飛、阿部に右越えサヨナラ打を浴びて、酒居は初白星を逸したが、投球内容は堂々たるものだった。

 2度目の先発は、13連勝で勢いに乗る西武が相手。「多分同じような投球は難しいと思うが、相手も変わって、見方も変わる。しっかりその状況を感じながら、一人、一人抑えたい。上位打線は一発があったり、ちょっとでも高くなればもっていかれるので、低く、低くをイメージし、最悪シングルヒットを覚悟して我慢強く投げたい」と抱負を語った。

 社会人(大阪ガス)時代も、夏場によく足がつったと言い、「以前つったところのトレーニングを中心に、この一週間対策をとってきた」と準備も怠りない。

(細野能功 / Yoshinori Hosono)

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