ジーター氏、マーリンズ買収ついに合意か イチロー去就にも大きく影響?

元ヤンキースのデレク・ジーター氏【写真:Getty Images】
元ヤンキースのデレク・ジーター氏【写真:Getty Images】

約1310億円で買収と米メディア報じる、ジーター氏は強化部門に携わる可能性も

 イチロー外野手の所属するマーリンズの身売り問題で、元ヤンキース内野手のデレク・ジーター氏とバスケットボールの神様、マイケル・ジョーダン氏の率いるグループが現オーナーのジェフリー・ローリア氏と12億ドル(約1310億円)で買収で合意に達したと、ESPNが報じている。

 ついにジーター・オーナーが誕生することになりそうだ。ニューヨークの実業家のブルース・シャーマン氏とタッグを組んだ「シャーマン・ジーターグループ」は、マイアミの実業家のホルヘ・マス氏のグループとの競合に勝利したという。

 地元紙マイアミ・ヘラルドによると、ジーター氏は自己資金2500万ドル(約27億3000万円)を投入。買収契約終了後にはチームの強化部門に携わる可能性もあるという。そうなれば、今季限りで契約満了となるイチローの契約についても、ジーター氏の存在が大きく影響しそうだ。

 ジーター氏は現役時代にヤンキース一筋で活躍し、「キャプテン」の愛称で知られたスーパースター。史上6位のメジャー通算3465安打を放ち、松井秀喜氏との盟友関係も有名だ。2012年途中から14年までヤンキースに所属したイチローとチームメートで、現在はスポーツ専門メディアを立ち上げるなど、ビジネスマンとして活躍していた。

 一方、ジョーダン氏はNBAシャーロット・ホーネッツのオーナーを務めている。2002年にナイキ社のトレードマークとなっている「ジョーダンブランド」でジーター氏が初めてスポンサー契約を手にした野球選手だった経緯もある。ジョーダン氏は、2010年の買収当時に2億7500万ドル(約300億円)の評価額だったホーネッツを、7億8000万ドル(約851億円)まで引き上げたという。

 球団経営に乗り出すことになるジーター氏の手腕に大きな注目が集まりそうだ。

(Full-Count編集部)

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