ホークス千賀が7回無失点で2季連続2桁勝利、今季最多貯金32で首位キープ

日本ハムと好相性の千賀、今季6戦6勝の負けなし

 ソフトバンクが競り勝ち、首位をキープした。12日の日本ハム戦(ヤフオクD)。先発の千賀が7回まで日本ハム打線を無失点に封じる好投で3回に奪った1点を守り抜き、8月最初の本拠地ゲームを勝利で飾った。3連勝で貯金は今季最多の32となった。

 虎の子の1点を守り抜いた。3回。先頭の明石が四球で出塁。2死二塁の場面で柳田が敬遠されて一、二塁とすると、デスパイネが「ギータが歩かされましたし、チャンスだったので、絶対にモノにする!という強い気持ちで打席に入りました」と、外角の変化球を中前へと弾き返す適時打で、先制に成功した。

 千賀は7イニング中5イニングで走者を出したものの、日本ハム打線に本塁を踏ませなかった。3回2死三塁では松本を空振り三振、4回2死一、三塁では岡を空振り三振、7回2死一、二塁でも西川を二ゴロに切るなど、要所を抑えて7回無失点。日本ハム戦はこの白星で今季6戦6勝とし、驚異的な相性の良さを披露。2年連続2桁勝利となる10勝目をマークした。

 日本ハムは好投した上沢を、打線が見殺しにした。右腕は3回に先制点を許したものの、ソフトバンク打線を7回まで1点に抑える粘りの投球。再三、走者を背負う展開だったが、最少失点で凌いだ。だが、打線はソフトバンク先発の千賀の前にゼロ行進。この日は3番・レアード、4番・大谷が共に3三振と繋がりを欠いた。右腕1人に今季6敗目と冴えず、今季7度目の5連敗。最下位のロッテが午後5時開始予定の西武戦(ZOZOマリン)に勝つと、ロッテと並び、5月2日以来の最下位転落となる。

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)

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