強さ際立つソフトBは現時点で「貯金26」 優勝への鍵は本拠地での成績!?

ソフトバンク・工藤公康監督【写真:藤浦一都】
ソフトバンク・工藤公康監督【写真:藤浦一都】

優勝を後押しする「ファン」の力、本拠地で勝てなければリーグ制覇から遠ざかる?

 ヒーローインタビューで良く選手から発せられる。「ファンの方の声援のおかげです」「みなさんの声援で打つことが出来ました」などなどのメッセージ。熱心に応援してくれるファンへの感謝の思いを示す言葉である。

 実際にリーグ優勝を掴むには、この「ファン」の力が大きなものになるようだ。自チームのファンが数多く入るホームゲーム。ここで、どれだけ多く勝てるかが、その年の順位を大きく左右するのである。ホームゲームとビジターゲームは半々。72ないし71試合をそれぞれで戦う。ほぼ同数の試合数ではあるのだが、本拠地での試合はより重要で、成績から見れば、本拠地で勝てないチームは、リーグ優勝から大きく遠ざかるのである。

 ソフトバンクと楽天が首位の座を激しく争っている今季のパ・リーグのホームとビジターの戦績は、現時点でこうなっている。ホームには地方開催などの主催ゲームも含まれている。()は順位。

ソフトB
ホーム(1)40勝14敗
ビジター(2)30勝23敗

楽天
ホーム(2)33勝13敗1分
ビジター(1)30勝21敗

西武
ホーム(3)33勝16敗1分
ビジター(3)28勝25敗1分

オリックス
ホーム(4)28勝28敗
ビジター(4)18勝28敗1分

日本ハム
ホーム(5)23勝26敗
ビジター(6)12勝41敗

ロッテ
ホーム(6)19勝33敗
ビジター(5)14勝35敗1分

 楽天に2ゲーム差をつけて首位に立つソフトバンクが、本拠地で圧倒的な強さを誇っている。15日のオリックス戦終了時点で5連勝中。ここまで実に26個の貯金を積み上げている。貯金7のビジターゲームとの差を見れば、「ホーム力」の高さが分かる。これは楽天、西武もしかり。今季のパ・リーグに限れば、本拠地での成績がそのまま順位を反映している。5位に沈む日本ハムは本拠地で借金わずか3だが、いささか敵地で負けすぎである。

セ・リーグ首位の広島も本拠地で好成績

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