イチロー3065安打、スタントン6戦連発も…田澤が1死も取れず逆転許しマ軍敗戦

マーリンズ・イチロー【写真:Getty Images】
マーリンズ・イチロー【写真:Getty Images】

田澤は4連打で3点を失い3敗目、スタントンは今季44号も…

 マーリンズのイチロー外野手は15日(日本時間16日)、本拠地でのジャイアンツ戦に代打で出場し、4試合ぶりのヒットとなる二塁への内野安打を放った。ジャンカルロ・スタントン外野手の6試合連続本塁打となる44号ソロも飛び出したが、1点リードの7回に登板した田澤純一投手が1アウトも取れずに逆転を許して降板。マーリンズは4-9で敗れ、今季3敗目(2勝)を喫した。

 マーリンズは1点を追う1死走者なしの場面で、主砲スタントンがエース左腕バムガーナーから左中間席へ特大の一発。6試合連続本塁打となる同点の44号ソロとした。8月は14試合で11本塁打。最近35試合で23本塁打と驚異的な量産体制で、2001年にバリー・ボンズが73本塁打を打って以来となるシーズン60発ペースとなっている。

 この回、マーリンズはさらに1点を奪い勝ち越し。その後、両チームが1点ずつを取り合い、田澤は4-3の7回に3番手でマウンドに上がった。

 しかし、先頭トムリンソンに右前打を許すと、暴投で二塁に進め、モンクリフにもライト前に運ばれて同点タイムリーとされる。さらに、スパンにもライト前ヒットを打たれた。スタントンの三塁への送球が逸れてスタンドへ。ボールデッドでモンクリフが勝ち越しのホームを踏んだ。続くペンスはライト線へのタイムリーツーベース。田澤は4連打で3点を失い、1死も奪えずに降板となった。

 イチローはその裏、田澤の後を継いだステッケンライダーの代打で登場。右腕メランソンのナックルカーブにバットを合わせると、打球は大きくバウンドしてメランソンの頭上を越えた。イチローが俊足を飛ばすと、二塁トムリンソンは送球できず。内野安打で4試合ぶりのヒットとした。

 4試合ぶりのヒットでメジャー通算3065安打。歴代21位のキャップ・アンソン(3081本)まで残り16本としたが、後続が倒れて得点にはつながらず。イチローは打率.241となった。

 マーリンズは8、9回にも計3点を失い、終盤3イニングに6失点で敗戦。0/3回を4安打3失点(自責3)の田澤は3敗目を喫し、防御率5.40となった。

(Full-Count編集部)

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