悔しさは「当たり前にあった」 ハム中田の意地の一発に涙ぐむファンも

15号2ランを放った日本ハム・中田翔【写真:(C)PLM】
15号2ランを放った日本ハム・中田翔【写真:(C)PLM】

札幌ドームで2か月ぶり一発

 日本ハムの中田翔内野手が18日、本拠地での西武戦で15号2ランを含む2安打3打点。4-0の快勝に貢献した。

 屈辱を力に変えた。6回1死二塁で回ってきた第3打席。カウント1-1から西武・野上の139キロ直球を豪快にフルスイングして、左翼席へ叩き込んだ。「完ぺきではありましたね」と言う納得の15号2ラン。スタンドでは思わず涙ぐむ熱狂的なファンが何人もいた。

 3回の第2打席、目の前で3番の大谷が敬遠気味に歩かされた。2死一、二塁で打席に入り、強振したものの捕邪飛に倒れた。

「悔しさというか。もちろん、当たり前にありました」。試合後に落ち着いた口調でそう心境を明かした中田。溜飲を下げた6回の2ランの後も集中力は切らさなかった。8回1死二、三塁の好機には三遊間を破る適時打でダメ押しの追加点。4番の意地が際立った。

打率低迷、打点もリーグ9位タイ「ふがいない、頼りない」

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