5連勝目指すハム栗山監督、子供と助っ人のひたむきさに感化「すごく重要」

優勝旗を手渡す日本ハム・栗山英樹監督(右)【写真:石川加奈子】
優勝旗を手渡す日本ハム・栗山英樹監督(右)【写真:石川加奈子】

前夜に本塁へ激走したドレイクに「野球ってああいうもの」

 日本ハムの栗山監督が19日、本拠地での西武戦で5月6日以来今季2度目の5連勝を狙う。

 朝一番で日本一チームから元気をもらった。午前7時から札幌ドームで行われたFIGHTERS BASEBALL CHAMPIONSHIP U-12決勝戦後の表彰式に出席。優勝した東16丁目フリッパーズに優勝旗を手渡した。同チームは今月16日に行われた全日本学童軟式野球で、北海道のチームとして初めて制覇したばかり。「少年野球から学べることもある」と、ひたむきにプレーする子供たちから刺激を受けた。

 練習中の囲み取材では、前夜の激走に言及した。18日西武戦の8回1死二、三塁、二塁走者ドレイクが中田の左前打で、三塁コーチの制止を振り切って本塁へ頭から滑り込み、アウトになった場面だ。

「あれだけ止めているのに無茶苦茶行くの、久々に見たね」と、うれしそうに笑った。「監督としては、ダメ(なプレー)だけど、いいよね。野球ってああいうもの。なんでもいいから行くぞっていうところから何か生まれる。なかなか使ってあげられないけれど、ああいう思いを持っていることはすごく重要」と前向きな姿勢を評価した。

 子供たちのひたむきさと助っ人の必死さを心のどこかに留めながら、5連勝へのタクトを振る。

(石川加奈子 / Kanako Ishikawa)

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