パ新人王レースは西武の源田が圧倒優位、19年ぶりの野手新人王なるか?
規定打席到達打者は西武の源田のみ、オリ武田も4月から1軍でプレー
○パ・リーグ打者(1安打以上)
源田壮亮(西)109試合116安打3本45点29盗 打率.265※
武田健吾(オ)85試合57安打2本13点0盗 打率.300
石井一成(日)83試合36安打2本15点2盗 打率.169※
平沢大河(ロ)38試合18安打0本2点1盗 打率.196
水口大地(西)46試合14安打0本4点5盗 打率.286
清水優心(日)40試合9安打0本2点0盗 打率.158
横尾俊建(日)21試合8安打0本0点0盗 打率.190
香月一也(ロ)16試合7安打0本2点0盗 打率.212
太田賢吾(日)13試合6安打0本3点0盗 打率.222
田中和基(楽)35試合4安打1本2点6盗 打率.129※
鈴木昂平(オ)54試合3安打0本0点0盗 打率.100
岸里亮佑(日)7試合2安打0本0点0盗 打率.143
森本龍弥(日)5試合1安打0本0点0盗 打率.111
真砂勇介(ソ)9試合1安打1本1点0盗 打率.083
西武の源田が唯一規定打席に達し、すでに116安打を記録。開幕から1人で遊撃のポジションを守り続けている。29盗塁は、リーグ1位の日本ハム西川遥輝を1差で追う2位だ。
オリックスの武田は4月12日に1軍昇格してから一度も2軍落ちせずプレー。当初は外野で先発することが多かったが、最近は主として代打、守備固めで起用されている。
例年投手が選出されることの多い新人王だが、今季は源田(西武)の優位は動かない。オリックスの山岡泰輔が規定投球回数に達して2桁勝利を挙げれば票は分かれるだろうが、残り試合を考えても厳しそうだ。パでは、1998年の小関竜也(西武)以来となる野手の新人王が、ほぼ見えてきたのではないか。
(広尾晃 / Koh Hiroo)