ホークス6連勝で貯金最多38、バンデン7回2安打10K零封の快投で12勝目

好調西武は打線が沈黙、この敗戦で自力優勝消滅

 首位のソフトバンクが6連勝で、貯金を今季最多の38に伸ばした。22日の西武戦(ヤフオクD)。3回に先制点を奪うと、6回から3イニング連続で加点。このリードを、先発のバンデンハークが7回無失点の好投で守り抜き、快勝した。

 楽天との直接対決で3連勝を飾ったソフトバンクの勢いが止まらない。今度は猛追している3位・西武を返り討ちにした。3回、先頭の上林が遊撃内野安打で出塁すると、西武の炭谷のパスボール、高谷の一ゴロで三塁へと進塁。1死三塁から、この日1軍昇格即スタメンとなった本多の高いバウンドの遊ゴロで上林が先制のホームを踏んだ。6回には1死一塁から今宮が右越えの適時三塁打を放って1点を追加。7回2死一、二塁では再び今宮が左中間への9号3ランを放って、トドメを刺した。

 先発のバンデンハークは入団以来、いまだ負けなしの本拠地のマウンドでこの日も好投した。初回に2死一、二塁とされるも、森を空振り三振。4回にも2死から、森を中前安打と盗塁で二塁に進めたが、外崎を空振り三振に。7回まで10個の三振を奪う圧巻の内容で12勝目をマークした。ヤフオクドームでは18戦無敗の14連勝とした。

 ソフトバンクに8ゲーム、2位の楽天には1.5ゲームに迫っていた西武は、この敗戦で自力優勝が消滅。先発のウルフは5回までソフトバンク打線を2安打1失点に抑え込んでいたが、味方打線が反撃できずにいると、6回に痛い2点目を失って6回4安打2失点で3敗目を喫した。打線はバンデンハークの前にわずか2安打の零封負けで、今季のソフトバンク戦は敵地で1勝9敗(ヤフオクDで1勝8敗)となった。

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)

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