イチロー132M特大3号決勝3ランで球団最多記録タイ、チーム2連勝で借金1

右中間スタンド最深部に代打決勝弾を放ったマーリンズ・イチロー【写真:Getty Images】
右中間スタンド最深部に代打決勝弾を放ったマーリンズ・イチロー【写真:Getty Images】

右中間スタンド最深部に届く132メートル弾

 マーリンズのイチロー外野手が22日(日本時間23日)、敵地でのフィリーズ戦、ダブルヘッダー第1試合に代打出場し、3号決勝3ランを放った。ベテランの一発で目覚めたマーリンズ打線は、主砲スタントンも46号ソロ弾を放つなど、12-8で勝利。2連勝で借金を1まで減らした。

 第1試合はベンチスタートとなったイチローは、3-3の同点で迎えた7回1死一、二塁の場面で代打として登場した。これまで対戦成績5打数無安打だった右腕ノラと対峙すると、カウント3-1から5球目92マイル(約148キロ)ツーシームを強振。勢いよく飛び出した打球は右中間スタンド最深部に飛び込む3号決勝3ランとなった。

 MLBのデータ解析システム「スタットキャスト」によると、この一発は飛距離432フィート(約132メートル)の特大弾で、システム導入以降自身最長の飛距離となった。MLB公式サイトのデビッド・アドラー記者のツイートによると、イチローが7回以降に同点または勝ち越しホームランを放ったのは、これが通算10度目のことだった。

 昨年9月6日以来、自身2度目となる代打ホームランで、ロス・グロードが持つ球団最多代打安打記録タイとなる21安打に。またメジャー通算3067安打とし、歴代21位のキャップ・アンソン(3081本)まで残り14本となった。

 ベテランの一発で目覚めたマーリンズ打線は、主砲スタントンの46号ソロ、オズナの28号2ランなどが飛び出し、この回一挙6点を追加。勝利を確かなものとした。

 7回からは2番手として田澤純一投手が登板。1イニングを2安打1奪三振1失点(自責1)だった。

 チームはそのまま逃げ切り勝ち。2連勝で借金を1に減らした。

(Full-Count編集部)

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