田中将大の7回3失点好投に指揮官が合格点「今夜は本当に良かったと思う」

9勝目を挙げたヤンキース・田中将大【写真:Getty Images】
9勝目を挙げたヤンキース・田中将大【写真:Getty Images】

7回90球と球数少なく9勝目「彼が復帰し、成功したことが重要だった」

 ヤンキースの田中将大投手は22日(日本時間23日)、敵地でのタイガース戦に先発し、7回を投げて1被弾を含む6安打4奪三振無四球3失点(自責3)の好投で、今季9勝目(10敗)を挙げた。試合後、ジラルディ監督は右肩の炎症で故障者リスト(DL)入りしていた右腕が見せた、復活の力投を賞賛している。

 試合後に囲み会見に応じたジラルディ監督は、「彼が復帰し、成功したことが重要だったと思う。投球数を抑え、いい仕事をした。今夜はそこまで苦しまなかった。そこが重要だったね」と日本人右腕のパフォーマンスに満足した様子だった。田中は前回9日(同10日)ブルージェイズ戦の後、右肩の炎症でDL入りしていたが、この日は力強くテンポいい投球で肩の不安を感じさせなかった。

 田中は初回から6者連続凡退に抑えると、7回をわずか90球で投げ切る効率の良さを見せつけた。試合前には田中のスライダーと速球のキレを気にしていた指揮官だが、「自分が思うに球速も良かったし、今夜のスライダーはかなり素晴らしかった。最終的には失投もあったが、今夜は本当に良かったと思う」と、9勝目を挙げた右腕に合格点を与えた。

 失点3に抑えてクオリティスタート(6回以上を投げて自責点3以下)を実現した田中は、DLから復帰直後の力投で指揮官の信頼も取り戻したようだ。メジャー移籍以来4年連続の2桁勝利に王手をかけた日本人右腕は終盤戦のキーマンになりそうだ。

(Full-Count編集部)

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