イチロー決勝3ラン、スタントン弾超えの飛距離が話題「最多HR打者より遠くに」

右中間スタンド最深部に代打決勝弾を放ったマーリンズ・イチロー【写真:Getty Images】
右中間スタンド最深部に代打決勝弾を放ったマーリンズ・イチロー【写真:Getty Images】

イチローが今季3号の決勝3ラン

 22日(日本時間23日)の敵地フィリーズ戦で代打で決勝3ランを放ったマーリンズのイチロー外野手。チームを勝利に導いた今季3号について、現地では主砲スタントンより飛ばした飛距離が注目を浴びている。

 イチローはダブルヘッダーとなったこの日の初戦に代打で出場。3-3の同点で迎えた7回無死一、二塁の場面で相手先発ノラから右中間席へ勝ち越しの3ランを放った。2死走者なしとなった場面ではスタントンも右翼へソロ弾を放ち、マーリンズはこの回4得点。これで主導権を握り、結局、12-8で勝利した。

 イチローにとっては今季3本塁打目。代打本塁打は昨年9月6日のフィリーズ戦以来、自身2度目だった。また今季両リーグトップの代打安打を21に伸ばし、ロス・グロードが持つ球団最多記録に並んだ。

 この本塁打に関しては直後からその飛距離が話題となり、現地の記者らはMLBのデータ解析システム「スタッツキャスト」によるデータとして432フィート(約132メートル)だったことを速報。また「スタットキャスト」導入以降、自身最長の飛距離だった。一方、直後のスタントンが346フィート(約105メートル)だったことも伝えられた。

 この日だけの比較とはいえ、今季両リーグトップの46発を誇るスタントンに飛距離で上回ったことを特筆する声は多く、MLB公式動画サイト「Cut4」も「このイニングで最も興味深い点がある。スタットキャストによると、スズキの3ラン本塁打は432フィートを記録した。この本塁打は現メジャー最多本塁打を記録する打者よりも遠くに飛んだ。スタントンの46号はライト方向へ飛び、346フィートだった。86フィート(約26メートル)の差がある」とレポート。「43歳のスズキは未だに本塁打を放つことができる」と伝えた。

 イチローはこれでメジャー通算3067安打となり、歴代21位のキャップ・アンソン(3081本)まで残り「14」。また今季は103試合の出場で149打数37安打、打率.248、3本塁打、15打点となっている。

(Full-Count編集部)

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