ホークス石川、終盤戦重圧かかるマウンドも「そこから逃げずに受け止めたい」

ソフトバンク・石川柊太【写真:藤浦一都】
ソフトバンク・石川柊太【写真:藤浦一都】

西武の強力打線相手も自信「しっかり投げれば抑えられる」

 23日、ソフトバンクの石川柊太が西武戦に先発する。前回は16日オリックス戦に登板して5回を1失点に抑えたものの「課題の残る内容だった」と振り返った。その課題をクリアし、7月4日オリックス戦以来の白星で西武を突き放せるか。

 石川は前回登板からの課題について「肘が上がっていない」「トップがバラバラ」「下半身の使い方も悪い」と次々と口にした。もちろん、この1週間はそれらの課題をクリアすべく取り組んできた。「40球弱投げた」という21日のブルペンの感触は「前回よりもいい感じだった」という。

 西武戦は今季3度登板して0勝0敗、防御率2.00の成績。「一発がある打線だけど、あまりそれを意識しすぎてもよくない。相手も人間ですから、しっかり投げれば抑えられる」と、自らに言い聞かせるように語った。

 シーズンも残り1か月あまり。「最後まで(1軍先発ローテのまま)いきたいというのもあるし、まずは目の前の試合が大事というのもある。気持ちの持ちようが難しいけど、変に欲を出さないようにしたい」と、石川は正直な気持ちを語る。

「ここからは1試合1試合に重圧がかかる。でも、自分の中でそこから逃げることなく受け止めたい。今はチームがそういう雰囲気だし、選手が心を一つにすることが大事だから」

 大学時代も「神宮行きをかけた関東大会で、負ければ終わりという場面は経験してきた」という石川。さらに重圧がかかる場面で投げ続けるためにも、23日の試合でしっかりと結果を残したい。

(藤浦一都 / Kazuto Fujiura)

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