田中将大待望論が活発化、米番組で元最多勝投手が主張「健康な時は頼れる」

ヤンキース・田中将大【写真:Getty Images】
ヤンキース・田中将大【写真:Getty Images】

ヤンキースはプレーオフ進出を懸け、熾烈な争いの真っ最中

 22日(日本時間23日)に敵地タイガース戦で今季9勝目を飾ったヤンキース田中将大投手。7回を投げて6安打4奪三振無四球で3失点(自責3)の内容で、故障者リスト(DL)入りの原因となった右肩炎症の影響を感じさせない、力強いパフォーマンスを披露した。名門ヤンキースのエース復活を予感させた登板を受け、地元メディアではにわかに「田中待望論」が沸いている。米テレビ局「FOXスポーツ」の番組では、解説を務める元最多勝投手のドントレル・ウィリス氏が「彼が健康でなければ、ポストシーズンに進出しても勝ち進むのは難しい」と話した。

 2003年にマーリンズでデビューした左腕は、同年に14勝6敗の成績で新人王に輝き、チーム2度目のワールドシリーズ制覇に貢献。5年連続2桁勝利を収め、2005年には22勝で最多勝を獲得した実績を持つ。現役時代は“Dトレイン”の愛称で親しまれたウィリスは、田中について最近9試合は防御率3点台であることに触れながら「健康な時は頼りになる」と断言した。同時に「スプリットを多く投げたいのは分かるが、肩肘に大きな負担が掛かる」と懸念。ヤンキースが田中を健康に保てなければ、プレーオフ進出を果たしても勝ち進むのは難しいとした。

 同じく番組に出演した敏腕記者ジョン・モロシ氏は、田中が健康であれば「ワイルドカードを争う下位チームに追走させないだけのローテになる」と、その影響力の大きさについて語った。さらに、プレーオフ進出を果たした場合も、田中、セベリーノ、グレイが3本柱として機能すれば、地区シリーズの突破は確実だとし、「ジラルディ監督としては、かなりの勝算を期待できるだろう」と太鼓判を押した。

 もっとも、ウィリスが指摘する通り、現在ヤンキースはレッドソックスと熾烈な地区首位争いを展開。さらにワイルドカード争いでも2位以下は6ゲーム差以内に9チームがひしめく状況で、終盤はさらに競争が激化する。チャップマンが守護神から外れた救援に大きな負担は掛けられないため、チームが最も必要とするのは「先発の安定感ある投球と長い投球イニング数」だ。

 DL入りを経て、リフレッシュして戦列に戻った田中はヤンキースの救世主となるのか。シーズン序盤は不安定な登板が続いただけに、終盤戦での奮起を期待したい。

(Full-Count編集部)

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