菊池雄星への不正投球宣告、各者の言葉、佐藤塁審「右足に段がついている」

西武・菊池雄星【写真:編集部】
西武・菊池雄星【写真:編集部】

鈴木球団本部長「それは雄星だけですかと、思いたくなる」

 西武の菊池雄星投手が24日のソフトバンク戦(ヤフオクD)で、17日の楽天戦(メットライフ)に続き、2試合連続で二段モーションの不正投球宣告を受けた。先発マウンドに上がり、初回、先頭の川島へ投じた初球だった。川島のバットが空を切ったものの、責任審判の佐藤一塁塁審が不正投球を宣告し、白井球審もこれに続いた。

 17日の楽天戦でも2回1死から2球連続で不正投球の宣告を受けていた菊池。登板間で修正を図ってきたものの、それは審判団には認められず。辻発彦監督が怒りを露わにし、鈴木葉留彦球団本部長が試合後、審判団に説明を求めた。このプレーについて、佐藤塁審らは以下のように語っている。

 佐藤塁審(この日の責任審判)「野球規則5.07 a1に関して、一連の動作ではない。右足に段がついている。4月からの映像を見ていますし、昔から思っていた。明らかに違う。映像で確認した中でやっています」

 西武・土肥投手コーチ「改善の努力はしてきた。前回はその(段がついているという)回答を得られていなかった。その回答が早かったら…。初めてそういう言葉が出てきた。体重が乗っていなかった。体も横振りになっていたし、このままだと怪我しそうだなと思って代えた」

 鈴木葉留彦球団本部長「ウチの球団としては治す努力はしている。どうやればいいかと5日間でやったけれど、変わっていないから(不正投球を)取られた。段がついているものがいけないと言われました。ただ、それは雄星だけですかと、思いたくなる。前回は口頭でのやりとりでしたけど、今回は文書で送らせていただきます。同じような投手はいる。注意した他の投手は治ったというけど、そうは思わない。ちょっとオーバーになったと。我々から見たら、変わっていないと思う」

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)

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