「保安官」vs「無法者」!? MLBの愛称ユニ着用イベントで“珍対決”実現

レイズののケビン・キアマイアー(左)とカージナルスのライアン・シェリフ(右)が対決【写真:Getty Images】
レイズののケビン・キアマイアー(左)とカージナルスのライアン・シェリフ(右)が対決【写真:Getty Images】

キアマイアーvsシェリフの対決は「マジックのようだった」

 メジャーリーグでは、8月25日(日本時間26日)から3日間の予定で「プレイヤーズ・ウィークエンド」を開催している。選手たちは、名字ではなくニックネームを背番号の上につけ、特別デザインのユニフォームで試合に出場しているが、初日には「保安官」vs「無法者」というとんでもない対決も…。これが米国で大きな話題となっている。

 両者が顔を合わせたのは、レイズ-カージナルス戦。レイズの2点リードで迎えた5回1死一塁の場面だった。打席には名手のケビン・キアマイアー。一方、カージナルスは3番手のライアン・シェリフがマウンドに立っていた。

 キアマイアーの背中には「Outlaw」。MLB公式サイトの動画コーナー「Cut4」によると、「レイズの中堅手ケビン・キアマイアーは今週末の愛称に、今まで長年彼に使われてきたと話す『Outlaw』を選択した」という。アウトロー、つまり無法者の意味だ。

 一方、カージナルスのシェリフは3日前に初のメジャー昇格を果たしたばかりの27歳。「つまり、言わずもがなだが、シェリフはユニフォーム用に彼の名字以外を選ぶことはできなかった」。背中には、名前のまま「Sherriff」の文字。正確な綴りは「Sheriff」と「r」が1つ少ないが、「保安官」の意味だ。

 この「無法者」と「保安官」が、マウンドと打席で対峙するという事態に。「Cut4」も「もちろんそれは、シェリフ(保安官)VSアウトロー(無法者)の投打対決が起きることを意味する。マジックのようだった」と伝えた。

 結果は、キアマイアーが2ボールからシェリフのツーシームを打ちニゴロ。一塁走者のエスピノーザが二塁でアウトとなった。「保安官」が「無法者」を抑えた形だ。「最終的に正義が勝った。シェリフがアウトローのキアマイアーを抑え込んだ」。記事では「正義」の勝利を“祝福”している。

 なお、試合はレイズが7-3で勝利。キアマイアーも2打点を挙げる活躍を見せ、「無法者」擁するチームに軍配が上がった。

【動画】「保安官」vs「無法者」!? 8月25日(日本時間26日)から始まった愛称ユニホーム着用イベントで「マジックのような」対決が実現、その結果は…

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