田中将大7回10K1失点の快投で4季連続2桁勝利、米100試合目で600奪三振

今季10勝目を挙げたヤンキース・田中将大【写真:Getty Images】
今季10勝目を挙げたヤンキース・田中将大【写真:Getty Images】

先制許すも相手5失策に乗じて味方打線が大量援護

 ヤンキースの田中将大投手が27日(日本時間28日)、本拠地でのマリナーズ戦に先発し、7回を6安打10奪三振1四球1失点(自責1)と快投した。メジャー通算100試合目で、今季10勝目(10敗)を飾り、4季連続2桁勝利を達成。また、この日は10三振を奪い、メジャー通算600奪三振を記録した。防御率は4.69。チームは10-1と大勝した。

「プレーヤーズ・ウイークエンド」最終日だったこの日は、「MASA」の愛称がついたユニホームでマリナーズ打線を圧倒した。立ち上がりこそ、1死からアロンソとカノに連続左前打などで1死一、三塁としたところ、クルーズに左翼へ二塁打を運ばれ、1点先制を許す。だが、直後の1回裏にマリナーズがまさかの5失策。ヤンキース打線は相手ミスを突く積極的な走塁を見せ、4安打1四球で一挙6点を奪い、逆転に成功する。

 大量援護をもらった田中は2回を3者凡退とすると、3回は先頭セグラの三塁内野安打などで2死二塁としたが無失点。4回は先頭シーガーを歩かせたが、後続を併殺に打ち取って打者3人で終わらせ、5回は先頭ズニーノと続くエレディアの連打などで三塁まで走者を進めたが、得点を許さなかった。6回も味方失策で先頭クルーズを塁に出しながらも、後続をきっちり抑えて無失点とした。

 味方打線は3回と6回にも1点ずつを加え、8-1で迎えた7回。90球でマウンドに戻った田中は、先頭ズニーノを3球で空振り三振に斬ると、続くエレディアも3球で空振り三振。この日10個目の三振で、メジャー通算600奪三振に達した。最後はセグラを二ゴロに打ち取った。

 田中は7回を99球(64ストライク)で投げ終えたところで降板。8回のマウンドから中継ぎスミスに託した。スミスは2イニングを無失点に抑え、チームは10-1で2連勝を飾った。

 これで自身2連勝で、今季14度目のクオリティースタート(6回以上自責3以下)を記録した田中。シーズン序盤こそ不安定なパフォーマンスが続いたが、後半戦は安定した活躍でチームの勝利に大きく貢献している。

(Full-Count編集部)

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