ハム大谷、なぜ“60球メド”で投手復帰? 栗山監督「投げることはうまくない」

日本ハム・栗山英樹監督【写真:田口有史】
日本ハム・栗山英樹監督【写真:田口有史】

栗山監督が31日投手復帰を明言「完璧な投球をするとは思わないけど…」

 日本ハムの大谷翔投手が31日に札幌ドームで行われるソフトバンク戦に先発することが29日、決まった。この日、旭川でのソフトバンク戦は試合前に中止となったが、栗山英樹監督が報道陣に明かした。

 指揮官は「バランス的に完璧なピッチングをするとは思わないけれど、行くつもり」と7月12日オリックス戦以来となる今季2度目の登板にゴーサイン。「ただ、あいつの場合、転んだり、熱を出したりする可能性もあるから。何もなければ行くと、本人に伝えた」と付け加えた。

 今季の残り試合数も考慮してのスケジュール決定だった。「今年中にある程度やりたいことがあって、2、3回投げさせたい。打つときと違って、投げることはうまくない。ステップを踏まないといけないので」と栗山監督は話した。

 この日、大谷はブルペンで捕手を座らせて全力で24球を投げた。見守った白水直樹コンディショニング担当は「前回よりもバランスは良かったと思う」と話した。

 当日の球数について栗山監督は「60いけるのかな。状況次第。バランスが悪ければ止めるし、いけそうだったらいく」と状況を見ながら判断することになる。

 31日の登板後のスケジュールについては白紙だ。「前回と違って力を入れるので(登板後は)相当体が張ると思う。(その次の登板は)想定していない。ローテーションにも入れない。行けるタイミングでいく」と話した。大谷は野手として8月は19試合で打率・389と好調を維持している。

(石川加奈子 / Kanako Ishikawa)

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