今季最短KOの前田健太に地元紙辛辣「先発で最も不安定」「3回持っただけ」

ドジャース・前田健太【写真:Getty Images】
ドジャース・前田健太【写真:Getty Images】

3回7失点で連勝ストッパーになれず「監督の望みを叶えられなかった」

 8月31日(日本時間9月1日)の敵地ダイヤモンドバックス戦で、3回7失点と炎上してしまったドジャース前田健太投手。初回から失点を重ね、2被弾を含む8安打を許し、今季6敗目(12勝)を喫した。同時にチームは今季初のスイープを喰らって5連敗。今季最短となる3回に、メジャー移籍後ワースト7失点とKOされた右腕に、地元紙が手厳しい言葉を投げかけている。

 この日の前田のパフォーマンスを一刀両断したのは、地元紙「ロサンゼルス・タイムス」電子版だ。記事では「マエダはドジャース先発ローテで最も不安定なメンバーに認定された」とし、出場が確実視されるプレーオフになっても「怪我人が続出しない限り、彼が先発を任されることはないだろう」と予測。昨季のプレーオフでの成績にも触れ、「去年の10月は3試合に先発して防御率6.75だった。ドジャースはそんな数字は2度と見たくないはずだ」とバッサリ斬った。

 この日まで今季最長4連敗だったドジャース。ロバーツ監督は、後半戦は安定したパフォーマンスを見せていた前田に「実力を発揮して試合の主導権を握らないと」と連敗ストッパーの役割を期待したが、それも叶わなかった。

 同じく地元紙「オレンジカウンティ・レジスター」電子版でも、「右腕マエダはたった3回持っただけで、毎回複数得点を許した」と手厳しい。「あの短い間に、8安打7得点を許した。しかも安打のうち6本が長打。二塁打4本とアイアネッタとポロックによる2本塁打だ」と、前田が為す術もなく打ち込まれた様子をリポートしている。

 後半戦はここまで7試合に先発し、6勝1敗と勝ち星先行で、チームの信頼を取り戻したかに見えたが、この日のKO劇で再び信頼を失ってしまったのか。長期契約を結んでいるとはいえ、来季以降の自身のポジションを守るためにも、ここからは堅実はピッチングで勝利を積み重ねていきたい。

(Full-Count編集部)

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