アストロズ世界一へ最後のピース、CY賞右腕バーランダー獲得と球団発表

タイガースのジャスティン・バーランダー【写真:Getty Images】
タイガースのジャスティン・バーランダー【写真:Getty Images】

タイガースには若手有望株3選手が送られる

 ア・リーグ西地区首位を走るアストロズが8月31日(日本時間9月1日)、タイガースからサイ・ヤング賞右腕ジャスティン・バーランダー投手をトレードで獲得したと発表した。

 またトレード期限終了間際に大型トレードが決まった。長らくトレード移籍が噂されていたバーランダーがアストロズに行くことになった。アストロズからはダズ・キャメロン、フランクリン・ペレス、ジェイク・ロジャースの若手有望株3選手が、タイガースに送られる。

 前半戦は西地区首位を快走していたアストロズだが、後半戦に入り、ややペースを落としていた。それでもプレーオフ進出は確実と見られるが、10月以降の戦いを見据えた場合、補強しておきたかったのが先発ローテだった。

 ウエーバー手続きを経ないトレードの期限日、7月31日に続き、第2のトレード期限とされるのが8月31日の午後11時59分(米東部時間)だ。この期限までに新チームのロースターに入っていなければ、移籍した選手はプレーオフのロースター入りはできない規定になっている。そのため、プレーオフ進出が濃厚なチームは、この期限に併せて最後の戦力補強に乗り出すというわけだ。

 今季で13年目を迎えるバーランダーは、新人王、MVP、サイ・ヤング賞、最高防御率、最多勝2度、奪三振王4度など、数々の賞を総ナメしてきた右腕。プレーオフ出場経験も豊富で、若手の多いアストロズには心強い存在となることは間違いない。

 残り1か月。メジャーがますます熱くなってきた。

(Full-Count編集部)

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