ホークス優勝M「16」点灯! 東浜トップ14勝&中村晃V打 楽天8連敗で自力V消滅

先制打を放ったソフトバンク・中村晃【写真:(C)PLM】
先制打を放ったソフトバンク・中村晃【写真:(C)PLM】

鷹サファテは45セーブ&プロ野球記録に「1」、楽天は好投岸を見殺し

 ソフトバンクが優勝へのマジックナンバー「16」を点灯させた。1日の楽天戦(ヤフオクD)。3位ながらマジック対象チームとなる楽天との直接対決に2-0と競り勝ったことで、唯一残っていた楽天の自力優勝の可能性が消滅。今季初めてのマジックが点灯した。

 ソフトバンク・東浜、楽天・岸の両右腕の投げ合いとなったこの試合。4回に、ソフトバンクがリードを奪った。

 先頭の明石が右前安打で出塁すると、今宮が犠打で送って二塁へ。ここで中村晃が中前安打を放つと、明石が本塁へと生還。この先制点が結果的に決勝点となった。7回には、この打席まで6打席連続三振を喫していた松田が6試合ぶりの安打となる22号ソロを放って、1点を追加した。

 東浜は7回途中まで無失点の好投。4回は先頭のウィーラーに左前安打を浴びたが、枡田を遊ゴロ併殺に。5回は島内を左前安打で出塁させたが、後続を切って無失点に。6回にはオコエに左前安打を浴びたが、オコエが牽制で飛び出す凡走。毎回のように走者を出したが、粘りの投球だった。

 7回2死二塁でモイネロにスイッチすると、キューバ人左腕が岡島を空振り三振に切って取った。東浜は再びハーラー単独トップに立つ14勝目をマーク。9回を締めたサファテは45セーブ目を挙げ、2005年の中日・岩瀬、2007年の阪神・藤川の持つプロ野球記録の46セーブにあと1に迫った。

 楽天は先発の岸を打線が見殺しにし、引き分けを挟んで泥沼の8連敗となった。右腕は4回、7回に1点ずつを失ったものの、8回までソフトバンク打線をわずか4安打に封じ、今季最多となる13個の三振を奪った。それでも、打線が再三走者を出しながらも、併殺や走塁ミスなどでふいにする拙攻の連続だった。2回には、先頭のアマダーが、内角高めへのボールに激高し、東浜へと突進。2回にして威嚇行為によって退場処分となるなど、連敗中の悪い流れを象徴するかのような敗戦を喫した。

【動画】M点灯へ! 中村晃がセンター前へ先制打を放つ

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