「アキレス腱いっちゃたかと…」 ロッテドラ2酒居、志願の続投で自身3連勝

ロッテ・酒井知史【写真提供:千葉ロッテマリーンズ】
ロッテ・酒井知史【写真提供:千葉ロッテマリーンズ】

今季5度目の先発で3勝目

 ロッテのドラフト2位ルーキー酒居が志願の続投で自身3連勝、今季3勝目をマークした。1日の日本ハム戦に今季5度目の先発マウンドに臨み、124球、3失点。10安打されたが粘って7回を投げ切った。

 初回ペーニャの2ランで早々の援護も2回味方のエラーも絡み1点を失った。中盤からスライダーが甘くなり、大野に同点適時打。7回は雨脚が強くなり、マウンドがぬかるむ悪条件も加わった。1死から2番松本の打球を左足に受けてマウンドに倒れこんだ。「アキレス腱いっちゃたかと思った」と肩を抱えられながらマウンドを降りてトレーナーに治療を受けた。「感覚が戻ってきたので、前回(8月25日のソフトバンク戦5回で降板)中継ぎに迷惑をかけたので、下がる気持ちは全くなかった」と続投を志願。レアードに三遊間を破られ、中田には死球。1死満塁で大田に中前適時打されたが、ドレイクを二飛、代打田中賢を右飛と最小失点でしのいだ。

「よく粘ってくれた」と伊東監督。5回降板の前回は肘に張りが出てて、首脳陣を心配させたが、「しっかりケアして、全く問題なかった」と酒居。「田村が凄く我慢してリードしてくれた。スライダーが全体的に高く、4、5本ヒットを打たれたのはもったいない。(7回を)しっかり抑えきるのが、これからやらなきゃいけないこと」とさらなる成長を誓っていた。

(細野能功 / Yoshinori Hosono)

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