ホークス千賀、好調時の映像見て調整「9月の1か月をいいものにしたい」

ソフトバンク・千賀滉大【写真:藤浦一都】
ソフトバンク・千賀滉大【写真:藤浦一都】

前回6回3失点と最低限の仕事にも「それではダメ」

 2日の楽天戦でソフトバンクの千賀滉大が先発のマウンドに上がる。前回、8月26日のロッテ戦では6回を3失点にまとめたものの、4つの四球を出すなど制球に苦しみ、3敗目を喫した。2日のマウンドでは、その反省を活かして12勝目を狙う。

 前回登板では角中とペーニャに本塁打を浴びただけでなく、本塁打を許した後もヒットで走者を出すなど、不安定な投球が続いた。何とか6回3失点にまとめたが、千賀本人は「思うようなピッチングができなかった。(ボールを)操れていなかった」と振り返る。

「悪いなりに最低のことはできたが、それではダメ。チームに勝ちを持ってこられるピッチングをしたい」と、自身のいい時のピッチングの映像を見返しながら調整を進めてきた。「あとは試合でいいものを出せるように」と千賀。「去年の後半はよくなかった。今年は背中を痛めて(ローテを)抜けた分まで9月の1か月をいいものにしたい」と、9月最初の登板に意欲を燃やす。

 楽天戦は3試合で防御率6点台と他球団に比べて極端に悪いが、その3試合はすべて敵地・仙台での登板。5勝1敗、防御率1点台という安定した成績を残すヤフオクドームで、これまでの借りをすべて返すべく、今年最初のマジック減らしに挑む。

(藤浦一都 / Kazuto Fujiura)

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