強豪Rソックスに好投の田中将大、DLから復帰後3連勝「強くなって戻ってこれた」

レッドソックス戦で好投するヤンキース・田中将大【写真:Getty Images】
レッドソックス戦で好投するヤンキース・田中将大【写真:Getty Images】

地区首位のライバルに相手の好投に手応え

 ヤンキースの田中将大投手が2日(日本時間3日)の本拠地レッドソックス戦で8回途中5安打3奪三振1失点と好投し、11勝目(10敗)を挙げた。地区首位を走る相手との重要な一戦で輝きを放ち、日本人投手7人目となる通算50勝目をマーク。復帰後自身3連勝となった田中は試合後、「チーム一丸で勝利をつかめたことは良かった」と手応えを口にした。

 田中は初回1死からベニンテンディに四球を与えたが、ベッツを三ゴロ、モアランドを遊ゴロに打ち取った。2回を3者凡退に打ち取ると、その裏、ヘドリーのソロ弾で1点の援護を受けた。

 その後もスコアボードに「0」を並べた田中は6回、先頭のヌネスに二塁打を浴びると1死三塁でベッツを迎えた場面でワイルドピッチで失点。同点に追いつかれたものの、ヤンキースはその裏、ホリデーの3ランで勝ち越しに成功。7回にも1点を加点した。

 7回まで1失点で切り抜けた田中は8回先頭の林にヒットを浴びたところで降板。ヤンキースは救援陣がその後を無失点でしのいでレッドソックスに勝利。その差を再び4.5に詰めた。

 試合後、田中は地元メディアの取材に「このシリーズの重要性は自分自身理解しているつもり。その中でチーム一丸で勝利をつかめたことは良かった」と振り返り、ライバル相手の力投に手応えを口にした。また、ホリデーの決勝3ランに「あそこでのホームランは自分にとってもすごく大きかったし、チームにとってもすごく大きな一打」と感謝。さらに8月に右肩の炎症のため故障者リスト(DL)入りしたことについて問われると、その際の決断を「最善」と振り返り、「少しリフレッシュさせる部分もあったしその中で強化するところもあったし、強くなって戻ってこれていると思う」と話した。

 田中はこの日、8回0/3で97球、5安打3奪三振2四球の力投で、DLから復帰後3連勝。防御率は4.54となった。また、101登板目での50勝到達はダルビッシュ有投手(ドジャース)の109登板を抜いて日本人最速となった。

(Full-Count編集部)

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