侍ジャパン、王者・米国に2安打完封負け 3投手で23Kも打線沈黙

アメリカ戦で15奪三振の力投をみせた侍ジャパンU-18代表・川端健斗【写真:Getty Images】
アメリカ戦で15奪三振の力投をみせた侍ジャパンU-18代表・川端健斗【写真:Getty Images】

オープニングラウンド第2戦、前回大会決勝で敗れた米国にリベンジならず

 侍ジャパンU-18代表は2日(日本時間3日)、「第28回WBSC U-18ベースボールワールドカップ」(カナダ・サンダーベイ)のオープニングラウンド第2戦で前回王者の米国代表と対戦し、0-4と完封負けを喫した。日本は初戦のメキシコ戦を勝利しており、これで1勝1敗。投手陣は3人の継投で計23奪三振を奪う力投を見せたが、打線が不発に終わり、援護できなかった。

 この日先発マウンドを託された川端健斗(秀岳館)は初回に2三振を奪うなど3者凡退に仕留めて上々の立ち上がりを見せた。しかし、2回に二塁打とエラーで無死三塁のピンチを迎えると、1死後、カサスに左翼席へ2ランを浴びて先制点を献上。それでも、降雨中断を挟んだ試合で三振を積み上げて、4回まで追加点を与えなかった。

 しかし5回に2死二塁から1番シアニの振り逃げで捕手が一塁に送球する間に二塁走者が一気に生還、追加点を許した。さらに6回にもシアニにタイムリーを浴びてリードを4点に広げられた。

 一方、侍打線は初回に先頭の藤原恭大(大阪桐蔭)がレフトへヒットを放つと丸山和郁(前橋育英)の犠打、安田尚憲(履正社)の四球で1死一、二塁のチャンスを作ったが、4番・清宮幸太郎(早稲田実業)が二塁への併殺打に倒れて先制のチャンスを逃した。その後、8回まで2安打に封じられると、9回も無得点に終わり、完封負けを喫した。

 日本は川端が6回途中を6安打6四球4失点ながら15三振を奪う力投。2番手の田浦文丸(秀岳館)も2回1/3を1安打5奪三振無失点と好投すると、9回は磯村峻平(中京大中京)が3者連続三振で抑え、3投手で計23三振を奪った。それでも前回大会の決勝で敗れた相手にリベンジはならなかった。

(Full-Count編集部)

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