元巨人・桑田氏が軟式野球で“現役復帰” 1回3者凡退の快投「野球は楽しい」

先発マウンドに上がった桑田真澄氏【写真:河野正】
先発マウンドに上がった桑田真澄氏【写真:河野正】

宝刀カーブも駆使して10球で3人を料理、軟式は「50、60代にはおすすめ」

 巨人、米パイレーツなどで活躍した伝説のエース右腕・桑田真澄氏が3日、軟式野球大会で“現役復帰”した。

 国内最大級の軟式野球大会「MLBドリームカップ」で、自ら会長を務めるボーイズリーグ「麻生ジャイアンツ」の教え子、東大野球部の卒業生らとともに「桑田パイレーツ」という軟式野球チームを結成し、本大会にエントリー。初戦のヴィクトリア選抜戦に先発して1回を3者凡退に抑え、その後は遊撃の守備にもついた。試合は3-4で惜敗した。

 先発マウンドに上がった桑田氏は初回、先頭打者を“宝刀”のカーブで空振り三振の後、打者2人を二飛。わずか10球で3者凡退に抑える快投を見せた。その後、2回から最終7回まで遊撃に入り、3回に遊ゴロに7回には遊飛と2度の守備機会もしっかりこなした。

 打順は9番に入り、3回は右飛、5回は三ゴロに倒れた。試合後、桑田氏は「負けたのは悔しいが、野球はやはり楽しい。軟式野球は軟式の面白さがあり、50、60代にはおすすめ」と笑顔で振り返っていた。

(河野正 / Tadashi Kawano)

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