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楽天12年ぶり10連敗 「見殺し」の則本は涙、梨田監督「可哀想なことした」

エースは、エースに相応しい投球をした。

楽天・梨田昌孝監督【写真:荒川祐史】
楽天・梨田昌孝監督【写真:荒川祐史】

エースが8回までゼロ並べるも1本が遠く…「打開策があったら教えてほしい」

 楽天が、球団発足初年度の2005年以来となる10連敗を喫した。3日のソフトバンク戦(ヤフオクD)。先発の則本が8回までソフトバンク打線を無失点に抑える好投を見せながら、打線が援護出来ずに見殺しに。右腕が9回にサヨナラ打を浴びてサヨナラ負けとなり、梨田昌孝監督は「則本は8回まで素晴らしいピッチングをして、援護点があればね…。見殺しにしてしまった。可哀想なことをした」と険しい表情を浮かべた。

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 エースは、エースに相応しい投球をした。初回、内野安打と味方の失策などで1死三塁のピンチを背負ったが、中村晃、柳田を打ち取って脱出。その後もソフトバンク打線に得点を許さず、8回までわずか3安打に封じてゼロを並べた。

 悲劇の結末は9回。1死から今宮が中前安打で出塁すると、中村晃の犠打、柳田への敬遠四球で2死一、二塁。デスパイネへ投じた初球は中堅・島内の前へ。頭から突っ込んだ島内のグラブからボールがこぼれ、二塁走者が生還。サヨナラ負けとなり、右腕は膝から崩れ落ちて、しばらくそこから動くことが出来ず、戻ったベンチでは涙を流した。

 エースがゼロを並べ、連敗脱出には千載一遇のチャンスだった。だが、それも低迷する打線がフイにした。3回、先頭の藤田が左中間を破る二塁打を放ってチャンスを作ったものの、内田、足立、オコエが相次いで凡退。4回2死一、三塁で島内が放ったライナーは遊撃の正面を突いた。7回には1死からアマダーが四球で出塁したものの、代走・田中が盗塁に失敗した。

 8回には2番手・岩嵜から先頭の藤田が右翼フェンス直撃の安打で出塁し、代打・阿部が犠打で送って1死二塁。だが、代打・岡島が見逃し三振、オコエが空振り三振と、またもチャンスを逃し、チグハグな攻撃に終始。これで4試合連続、36イニング連続適時打なしとなり、1日の岸、2日の辛島に続き、この日は則本が無援に泣かされた。

「一本が遠い。なんとかしなくてはいけない。それしか言いようがない。打開策があったら教えてほしい」と天を仰いだ梨田監督。西武も敗れ、2位との差は変わらなかったのは幸いだが、そんなことを言っていられないほど、楽天が危機的状況に陥っている。

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)

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